アトリエヨシノでは、新しい衣装と入れ替えに、レンタルの役割を終える衣装が出てきます。まだまだ活躍できる衣装を、「Ballet for Peace」の活動にご賛同くださる団体様やイベント等に寄贈し、ご活用いただいています。
また、SDGsに配慮し、処分という選択肢ではない、新しい行き先やアイデアを常に模索しています。
この度、東京都立国立高等学校・クラシックバレエ部に廃番衣装を寄贈いたしました。
現在、国立高校クラシックバレエ部は11名で活動されていて、年に3回程公演を行っているそうです。
学業や様々な課外活動に忙しい高校生の部活でありながらも、日々練習に励み、公演を開催しています。さらに、バレエとは縁の遠い生活を送る同級生にもバレエを楽しむ機会を設け、バレエを知りたい・好きだという人を増やしたいという思いを持って邁進されています。
国立高校クラシックバレエ部の、今までのパフォーマンス動画を拝見すると、部員の人数やレベルに合わせつつ、バレエを知らない人にも興味を持ってもらえるように演目や振付も熟考されていることが窺え、バレエに対する熱意に感服いたしました。
幼い頃からアトリエヨシノの衣装を着て、発表会やコンクールに出場されてきた、部長・平塚涼峯さんは、部費でまかなえる衣装と、アトリエヨシノの衣装とのクオリティの差を実感したそうです。
また、現在部が保有する衣装だけでは演目が限られてしまったり、挑戦してみたい様々なアイデアが浮かびながらも、衣装という壁に頭を悩ませてきたそうです。そのような中、アトリエヨシノの「廃番衣装」を活用する方法として、相談を持ちかけてくださいました。
弦楽合奏部にも掛け持ちで所属する平塚さんは、学校主催の次回公演(下記5月26日のイベント)にて、弦楽合奏に合わせて踊るパフォーマンスをプログラムに取り入れています。
同年代のつながりを有効に活用し、さらに、映画「ハウルの動く城」の「人生のメリーゴーランド」という楽曲とコラボレーションさせることで、より親しみやすい豊かな表現に展開し、バレエという舞踊の格調を保ちながらも、多くの人に楽しんでいただけるように工夫されています。
アトリエヨシノは、Ballet for Peaceプロジェクトの本旨である「本物の芸術を身近なものとし、芸術と日常の融合を」に沿った国立高校クラシックバレエ部の皆様の、バレエの魅力を伝える活動に賛同し、今回、衣装を寄贈させていただく運びとなりました。
皆様の今後益々のご活躍を心より応援いたします。
2024年5月26日、アトリエヨシノの衣装を初めてご活用いただく、校内公演が行われます。
部長・平塚さんをはじめ、3年生の最後のパフォーマンスとなります。思い出に残る素晴らしい公演となることを心よりお祈りいたします。
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アトリエヨシノでは、レンタルの一線を退いた衣装を活用してくださるボランティア様、NGO団体様など、平和とSDGsに賛同し活用してくださる方へ寄贈しています。